「逃げ」じゃない?今の会社を辞めるべきか迷ったときに考えたいこと

「もう辞めちゃいたい…でも、これは“逃げ”なんじゃないか?」

そんな風に、自分の心の中で2人の自分が戦っているような感覚になったことはありませんか?

そのたびに、「これは正解なのか、それともただの逃げなのか」と自問自答を繰り返してきました。


「辞めるべきか、踏みとどまるべきか」迷ったあなたへ

YouTubeやSNSを見ていると、

  • 「辞めることは逃げじゃない!」という意見もあれば、
  • 「逃げずに取り組んだ人だけが成功する」という意見もあります。

正反対の主張が並ぶ中で、いったい何を信じたらいいの?と迷ってしまう人も多いと思います。

今回はそんなあなたのために、「辞めるのが正解か、それとも逃げなのか」を見極める5つの質問をご紹介します。

これまで多くの方の相談に乗ってきた中で、この5つに向き合えば確信が持てるようになると感じています。


① 今の仕事は「大変」ですか?それとも「苦痛」ですか?

これは、私が心から大切にしている言葉があります。

「大変なことと苦痛なことは違う」
by 世界の終わり・Fukaseさん

大変:自分がやりたいことを叶えるための一時的な負荷
苦痛:自分が望んでいないことを、納得できないまま耐えている状態

大変なことは、意味のある我慢。
苦痛なことは、耐えれば耐えるほど心身を壊す。

まずは、自分の「しんどさ」が大変なのか、それとも苦痛なのか。
ここを正直に見つめてみてください。


② 今の我慢は、結果につながっていますか?

「我慢は美徳」とされがちな日本社会。

でも、我慢が“何か”につながっているかどうかで意味が変わってきます。

✅ 良い我慢の例

「今月10組のお客様の結婚式を担当して忙しい。でもこれを乗り越えれば、自分のスキルも伸びて、ボーナスやキャリアアップに繋がる。」

❌ 悪い我慢の例

「忙しいから我慢して残業。でもその対価はただのお金。家族を養うために交換条件として耐えてる。」

後者のような“結果と引き換え”の我慢は、あなたを前進させてくれません。
もし、我慢の先に「成長」や「夢」がないなら、その我慢はする必要がないのかもしれません。


③ 得意を活かしていますか?苦手を克服しようとしていませんか?

「苦手を克服したくて、その職種を選んだ」

こういう相談をよく受けます。でも私はこう考えます。

得意なことで勝負した方が、人生は絶対にうまくいく。

苦手は人に迷惑をかけない程度で十分。
「得意なことで、社会に貢献する」これが、本来の働き方のはずです。


④ 今の会社に数年いたら、何が得られますか?

「とりあえず3年いなさい」
よく聞く言葉ですよね。

でも、私はこう思います。

ただ3年いるだけでは、意味がない。

もし、あと3年で明確に得られるものがあるなら残る価値があります。

  • 資格が取れる
  • 新しい部署に異動できる
  • スキルアップして市場価値が上がる

このように、自分にとって具体的なメリットが2つ以上言えるかどうかが大切。

「何となく」ではなく、理由を持って今に留まっているか?をチェックしてみてください。


⑤ あなたが成功した時、どんな状態でしたか?

ここが最後の質問です。

「失敗体験」ではなく、「成功体験」を振り返ってみてください。

私の場合、自分で「これがやりたい!」と思ったことを始めたとき、驚くほどの集中力と行動力を発揮して、結果的にうまくいくことが多いです。

逆に、「やらなきゃ」と思って始めたことは、うまくいかないことばかりでした。

あなたにとっての成功パターンは何ですか?

  • 半年だけ頑張ったら上昇気流に乗った
  • この人たちと働いた時は力を発揮できた
  • このジャンルだと集中力が爆発した

あなたの今の環境がその成功パターンに当てはまりそうかどうか、考えてみてください。


「逃げ」でもいい。でも、自分の人生に責任を持とう

ここまでの5つの質問を、改めてまとめます。

✅ 今の会社を辞めるべきか?を見極める5つの質問

  1. 今の仕事は「大変」か「苦痛」か?
  2. 今の我慢は結果につながっているか?
  3. 得意を活かせているか?苦手を克服しようとしていないか?
  4. 数年後に得られるものを明確に言えるか?
  5. 成功した時の自分に、今の状況は似ているか?

最後に:辞めることは悪いことじゃない

早く会社を辞めるのは、悪いことではありません。
それがたとえ「逃げ」だったとしても、逃げた先でまた立て直せばいいんです。

ただ、真面目な人ほど「辞めた後どうなるか」に不安を感じて、動けなくなってしまうもの。

だからこそ、今日紹介した5つの質問に向き合って、自分の中の答えを見つけてください。

辞めるにしても、残るにしても、自分の意志で選んだ選択肢なら、きっと後悔しないはずです。


あなたの選択を、私は応援しています。
このブログが少しでもあなたの背中を押せたなら、うれしいです。