【面接の第一関門】「自己紹介をお願いします」に、どう答える?印象アップの話し方と例文つき解説!

「では、自己紹介をお願いします。」

…この一言、面接の冒頭で必ずと言っていいほど言われますよね。

でも、意外と多くの就活生がここでつまずきます。

  • 名前と大学名だけでいいの?
  • 志望動機や自己PRも入れたほうがいいの?
  • 何秒くらいが適切?

そう感じたことがある方に向けて、今回は「自己紹介で何を、どう話せば印象が良くなるか」を解説していきます。


自己紹介で最も大切なのは、“内容”ではない⁉

まずはじめに、ひとつ大切なことをお伝えします。

面接で合否を分けるのは、**「何を話すか」よりも「どう話すか」**なんです。

▶ メラビアンの法則って知っていますか?

これは、人が相手の印象を判断するときに、どんな情報に影響されているかを数値化したものです。

  • 言語情報(話の内容)…わずか 7%
  • 聴覚情報(声のトーン・話し方)…38%
  • 視覚情報(表情・身だしなみ・仕草)…55%

つまり、自己紹介であっても、「真面目に、きちんと、まっすぐ話せばいい」と思っていても、表情が硬ければ伝わりません

むしろ、少し内容が足りなくても、笑顔でハキハキと話す人の方が「感じがいいな」と思ってもらえる確率が高いんです。


テンプレートで安心!基本の自己紹介フォーマット

では、実際に何を話せばいいのか。
ここでは、基本のテンプレートをご紹介します。


基本の自己紹介テンプレ(約1分)

「本日はお時間をいただきありがとうございます。
〇〇大学〇〇学部を卒業し、現在〇歳になります、△△と申します。
大学卒業後は□□のアルバイトを続けておりましたが、将来を見据えて本格的に就職活動を始めました。
現在は、未経験から挑戦できる環境で専門性を高めたいと考え、企業様を探しております。
本日はどうぞよろしくお願いいたします。」


ポイントは以下の3つだけ

  1. 名前・年齢・学歴(卒業年度)
  2. 卒業後~現在までの経緯を簡潔に
  3. 現在の就職活動の方向性

これだけでOKです!
自己紹介は“1分以内”が基本。長くなりすぎると逆に印象が薄くなります。


ブランクや転職歴がある場合は?

「中退しているけど言うべき?」
「短期離職があるから言いづらい…」

そんな不安を持つ方も多いですが、安心してください。

書類選考を通過して面接に呼ばれている時点で、企業はあなたの経歴を知った上で「会いたい」と思っています。

だからこそ、自己紹介ではあえて深掘りしないのが正解。

例えば、

「卒業後は2年間、接客業のアルバイトに従事しておりましたが、社会人としてのキャリアを積みたいと考え、就職活動を開始しました。」

このくらい“あっさり”で大丈夫です。
詳細は質問されたときに丁寧に答えればOK。


面接官の心をつかむ“+1エピソード”を入れよう!

自己紹介を“ただの形式”で終わらせないために、**「興味を持ってもらえる要素」**を1つ入れてみましょう。

それが、**あなたの“得意なこと”や“好きなこと”**です。


例えば、こんな一言があると印象アップ!

  • 「趣味はカフェ巡りで、先日は“白をテーマにしたカフェ”に行きました。」
  • 「学生時代は古墳研究に打ち込んでいて、実際に発掘も経験しました。」
  • 「高校時代からeスポーツに取り組み、全国ベスト4に入賞した経験があります。」

こういった話題は、人としての興味を引きやすく、会話のきっかけになりやすいんです。

面接官:「白いカフェってどんなお店なんですか?」
→ そこから笑顔の会話が生まれます。


実例:フリーターから就職を目指す場合の自己紹介

「本日はお時間をいただきありがとうございます。
私の名前は○○○○と申します。現在24歳で、2年前に△△大学を卒業しました。
卒業後は接客のアルバイトを続けてきましたが、年齢的にも今がキャリアの節目と感じ、就職活動をスタートしました。
未経験からでも挑戦できる環境で、しっかりと専門性を高めていきたいと考えています。
趣味はカフェ巡りで、最近はテーマ性のある個人店をめぐるのが楽しみです。
本日はどうぞよろしくお願いいたします。」


まとめ|笑顔+1分+ちょっとした工夫=勝てる自己紹介!

一次面接の第一声、「自己紹介をお願いします」は、面接官が“人柄”を判断する瞬間です。

  • 笑顔で明るく話すこと
  • 1分以内で簡潔に
  • ちょっと気になる話題をひとつ入れる

この3つを意識するだけで、**「話しやすい人だな」「もっと知りたいな」**と思ってもらえる確率がグッと上がります。


最後に|緊張したら、まず“笑顔”から!

内容に不安があるときほど、表情は固くなりがちです。
でも、**「笑っていれば受かる」**というのは、あながち冗談ではありません。

どんなに準備しても、想定外の質問は来ます。
それでも、笑顔で誠実に受け答えできる人は、それだけで“信頼できる”と感じてもらえます。


あなたの「はじめの一言」が、未来への第一歩になりますように。
応援しています!