面接で差がつく「会話力」|ビフォーアフターで一気に評価を上げる方法

就職活動中、こんな不安を抱えたことはありませんか?

「志望動機はしっかり考えた。でも、面接でうまく話せない……」

実は、やる気や目的があっても、会話力がないと判断されて落ちることがあるのです。
今回は、そんなあなたにこっそり教えたい、面接で使えるたった一つのテクニックをお伝えします。

なぜ「会話力」で評価が決まるのか

面接官は、あなたの志望動機や真面目さだけを見ているわけではありません。
同時に、一緒に働けそうかどうかも見極めています。

ここで見られるのが、会話力

  • 話がかみ合わない
  • 質問に対して答えが浅い
  • 立体感がない話し方

こうした印象を与えてしまうと、どれだけ本気でも不合格になることがあるのです。

ビフォーアフターで話せばOK

そんな会話力を、簡単に高める方法があります。
それが、「ビフォーアフター」で話すことです。

例えば、こんな質問が来たとしましょう。

「留学で印象に残ったことはありますか?」

ただ「アメリカのハンバーガーが甘かったです」では、会話が終わってしまいます。
ここでビフォーアフターを意識すると、ぐっと内容が深まります。

ビフォーアフター話法例

  • Before:アメリカでは人種差別が深刻だと思っていた
  • After:実際は、同じ人種同士で自然と固まっていた
  • 学び:差別だけではなく、文化的な背景が影響していると実感した

このように、自分の考えや気づきを添えることで、
相手に「この人、ちゃんと考えられるな」と伝わります。

どんな質問でも応用できる!

さらにこのビフォーアフター法は、ほぼすべての質問に応用できます。

たとえば、

「困難を乗り越えた経験は?」

なら、

  • Before:失敗した経験
  • After:工夫して乗り越えた結果
  • 学び:そこから得た教訓

という流れにすれば、一貫性のある回答ができます。

オープンクエスチョン(正解がない質問)ほど、
この型を使うと一気に会話力が上がって見えるのです。

社会人も使う「顛末書」と同じ構成

実はこれ、ビジネスの世界でもよく使われる構成です。
たとえば、何か問題が起きたときの「顛末書(反省文)」は、

  • 何が起きたか(After)
  • なぜ起きたか(Before)
  • 再発防止策(学び)

という流れで書かれます。

つまり、社会人になると自然に求められる思考パターン
今のうちから身につければ、確実に周りと差をつけられます。

面接でビフォーアフターを使うコツ

使い方はとてもシンプルです。

  • 質問されたら、まずビフォー(前の自分や状況)を話す
  • 次にアフター(変化した結果)を伝える
  • 最後に、そこから得た学びを添える

たとえば、

「私は留学中、最初は英語で電話することがとても苦手でした(Before)。
でも、リコール対応のために2時間英語で電話し続けた経験から、
電話での英会話にも自信が持てるようになりました(After)。
この経験を通じて、苦手意識は行動によって克服できると学びました(学び)。」

こんなふうに、自然なストーリーとして伝えることができます。

まとめ|会話力は武器になる

最後にもう一度。

面接では、志望動機だけではなく「会話力」も見られています。

そのためには、
ビフォーアフター+学びというフレームを意識しましょう。

どんな質問でも、焦らずに

  • Before(前の状況)
  • After(変化した結果)
  • 学び(得た教訓)

を順番に話せば、あなたの思考力や成長意欲が自然と伝わります。

そしてそれは、
「この子なら一緒に働ける」
そう思ってもらえる大きな一歩となるでしょう。

今から少しずつ、ビフォーアフターで話す練習をしてみてくださいね。

あなたなら、きっと大丈夫です!