面接の終盤、「最後に言い残したことはありませんか?」と問われること、ありますよね。
今回は、その場面でどう答えれば良いのか、
そしてどんな気持ちで臨めばいいのかを、じっくり解説します。
「最後に言い残したことは?」──この質問の裏にある意味
この質問は、基本的には社交辞令です。
どの企業、どの業界でも、ほとんどの場合は形だけ聞かれています。
ですが、2割ほどのケースでは違います。
特に「この学生は不合格だな」と思った時、
最後に悪い印象を残さず終わらせるために投げかけられることもあります。
つまり、すでに選考はほぼ終了しているという前提でこの質問はされるのです。
「感謝」と「反省」で締めくくるのがベスト
この場面で一番大切なのは、きれいに終わること。
そして、そのために最も効果的なのが感謝と反省です。
例えば、こんなふうに答えてみましょう。
「本日は貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました。
面接中、◯◯の分野についてご指摘をいただき、自分の理解不足を痛感しました。
今後はこの課題を意識し、さらに学びを深めてまいります。」
こう話すことで、あなたの成長意欲と誠実さが伝わります。
たとえその場で結果が変わらなくても、あなたの印象は格段に良くなります。
そして稀に、不合格が覆ることさえあるのです。
なぜ「反省」が効果的なのか?
企業が学生に求めるものは、たった3つです。
- やる気
- 能力
- 将来性
中でも、特に重視されるのが将来性。
つまり、「この子は成長しそうだ」と感じてもらえるかどうかです。
反省を素直に語ることは、あなたに成長余地があることを示す最高のチャンス。
だからこそ、感謝とともに、自分の至らなかった部分に言及するのがベストなのです。
「感謝」を心から伝えるために
面接官は、あなたが生まれる前からその会社で働いてきたプロフェッショナルです。
そんな相手に、面接という貴重な時間を割いてもらっている。
この事実に、まずは心から感謝しましょう。
形式的な「ありがとうございます」ではありません。
心の底から、「この機会をいただけてありがたい」という気持ちを込めて伝えるのです。
すると、あなたの表情や声色まで自然と変わり、面接官にもその気持ちは必ず伝わります。
面接は「正解探し」ではない
最後に、大切なことをもう一度。
面接官は、あなたに正解を答えてほしいわけではありません。
あなた自身の言葉で、あなたの思いを聞きたいのです。
- 自分がどう考えているか
- 何を大切にしているか
- どんなふうに成長していきたいか
それを素直に伝えることが、最高の面接対策です。
用意された正解ではなく、自分の本音を伝える。
それができれば、きっとどんな質問にも堂々と応えられるでしょう。
まとめ|最後の一言に「感謝」と「未来」への覚悟を込めよう
「最後に言い残したことはありませんか?」と聞かれたら、
迷わず、感謝と反省を伝えてください。
そして、これからの自分に対して誓うように、未来への意志を表明しましょう。
あなたがその場で見せる誠実な姿勢と覚悟が、きっと面接官の心を動かすはずです。
心から応援しています!