「なんとなく仕事がつらいけど、辞めるほどじゃない」
「転職ってリスク高そうで怖い」
「でも…このまま続けていいのかな?」
そんな風に感じているあなたにこそ、ぜひ読んでほしい。
今回のテーマは――
**「8つの質問で“転職のタイミング”を見極める」**というもの。
これは、フォーブスの記事をもとにまとめられた内容で、
一つでも「はい」が多ければ“自分の人生を無駄にしないための行動”が必要なサインかもしれません。
人的資本は最大の資産——まずはこの事実に向き合おう
話の導入として、こんな問いが投げかけられました。
あなたにとって難易度が低いのはどちら?
- 1,000万円を貯めて年利5%で運用する(年50万円の収入)
- 転職して年収を50万円アップさせる
あなたはどちらを選びますか?
正直、1,000万円を貯めるのは容易じゃありません。年間100万円貯めても10年かかります。
一方で、転職で年収を50万円上げるのは、思っているよりも現実的です。
これはつまり――
自分の“稼ぐ力=人的資本”は、資産形成において最も強力な武器になるということ。
では、その“自分”を今の会社で使い切れているか?
ここからが本題です。
今すぐセルフチェック!転職すべきかどうか、8つの質問
ここからは、転職すべきかどうかを判断する8つの質問を順に見ていきます。
答えが「はい」だった数、ぜひ数えてみてください。
① 満足感が“まるで”ない
「満足感がない」のではなく、“まるで”ない。ここがポイントです。
仕事には誰だって不満はあります。
でも「たまに良い日もある」「誰かに感謝された」――そんな日が一つもないなら、黄色信号です。
満足感ゼロのまま働き続けると、生産性も、評価も、自信も下がっていきます。
それはまるで、心に食事を与えないまま生きようとするようなもの。
痩せ細る前に、変えるべきタイミングかもしれません。
② 社内に自分の未来が見えない
「頑張ればこの先がある」と思えるから、人は踏ん張れます。
- 出世の可能性
- 好きな業務への異動
- 成果による報酬アップ
このいずれも「もう無理」と感じているなら要注意です。
それは“学習性無力感”に陥っているサインかも。
本当は抜けられるのに、抜けられないと思い込んでる鎖に縛られていませんか?
会社の外には、もっと未来がある。自分の可能性を閉じ込めないでください。
③ ワークライフバランス(=持続可能性)が崩壊している
「ワークライフバランス」って言葉、個人的にはあまりしっくり来ないんです。
でも、“持続可能な働き方”かどうかという視点なら納得できる。
1日26時間働くような働き方をしていた講演者自身も、
「このままではガス欠になる」と痛感したそう。
人生はマラソン。最初だけ飛ばしても、後半失速したら意味がない。
今の働き方、5年後も10年後も続けられますか?
「無理かも」と思った人は、今から調整が必要です。
④ 有害な職場環境から抜け出せない
- パワハラ・セクハラが日常茶飯事
- サポートのない上司・同僚
- モラルや法令を無視する社風
こうした環境に**「慣れてしまっている」人が一番危険**です。
いじめや嫌がらせのある職場は、“少数派”です。
それが普通だと思ってしまっていませんか?
心理的安全性がない場所に、成長も、やりがいも、生まれません。
⑤ 努力が評価されていない
人が人を100%正しく評価することは難しい。
でも、評価制度や上司に“敬意”を感じるかどうかは見極めポイントです。
- 「誠実に見てくれている」と感じるか
- 「この評価制度には納得感がある」と思えるか
逆に言えば、敬意がない会社にいても、どれだけ咲こうとしても報われない可能性が高いのです。
⑥ インフレで生活が苦しい
最近の日本は物価高が続いています。
なのに、自分の給料は上がらない。
これはもう、ストレスそのもの。
実質賃金(=物価を加味した給料)が下がり続ける今、
「節約」ではなく「稼ぐ力」を伸ばすしかありません。
あなたの会社は、ちゃんと社員の生活を守る気がある会社ですか?
ないなら、離れる準備を。
⑦ 企業文化に違和感や不満がある
「不満」は誰でもあります。
でも、「企業文化に合わない」となると、それは別問題。
たとえばメルカリのように、「大胆に」「プロフェッショナルで」「チームプレイ重視」な文化の中に、
“慎重で一人で黙々と進めたい人”がいたら、どうでしょう?
音楽性が合わないバンドで、いい演奏はできません。
企業文化が合わないと感じるなら、それはあなたに問題があるのではなく、ただのミスマッチです。
合う環境を探しましょう。
⑧ 上司や経営人を信用できない
最後の質問は、ズバリこれです。
「今の上司、経営人を信頼できますか?」
上司は定期的に変わることもある。
でも、経営人はそう簡単に変わりません。
「誰が上に来てもダメだった」
そんな結論にたどり着いた講演者の知人は、独立を選びました。
信頼できない人について行っても、良い景色は見られません。
まとめ:いくつ「はい」がありましたか?
今日の8つの質問、もう一度おさらいです。
- 満足感がまるでない
- 社内に自分の未来がないと感じる
- ワークライフバランスが崩れている
- 有害な職場環境から抜け出せない
- 努力が評価されていない
- インフレで生活が苦しい
- 企業文化に違和感がある
- 上司や経営人が信用できない
1~2個の「はい」なら冷静に対処を。
6個以上なら、真剣に転職を検討すべきサインです。
転職活動は“ノーリスク”。悩む前に、一歩踏み出してみよう
転職にはリスクがある――それは事実です。
でも、転職“活動”はノーリスク。
- 条件が良い会社が見つかれば転職すればいい
- なければ「やっぱやめた」でOK
今は採用熱が高く、求人も増えています。
タイミング的にもチャンスは広がっている今が動き時かもしれません。
最後に:今日が、人生でいちばん若い日
あなたの“今”は、もう二度と戻ってきません。
だからこそ――
「自分を無駄にする仕事」に、人生を預けてはいけません。
嫌なことがゼロの職場なんてない。
けれど、**「ほとんどがつらい」**なら、それはもう異常です。
人生の大部分を費やす“仕事”という場所を、
もっと自分に合ったものに変えていきましょう。
自分の価値を、正しく評価してくれる場所で働く。
それだけで、人生は大きく変わります。
あなたの次の一歩を、心から応援しています。
一緒に、未来を変えていきましょう。