これだけは押さえたい!就職活動で心がけたいこと9選

就職活動で心がけたい「あかさたなはまやらわの法則」

就職活動で心がけたいことを紹介します。

やる気を維持する

就職活動は、長期的に取り組むイメージがあります。優秀な学生や目的が明確な学生であれば、数週間で終わる人もいるかもしれませんが、大抵の就職活動生は数ヶ月ほど取り組むことになります。

そういった長期間取り組む中で、モチベーションを維持するのはとても難しいこと。なぜなら、就職活動では、モチベーションを下げるような出来事がたくさんあるからです。

例えば、筆記試験に落ちたり、面接に落ちたり、選考に落ちてしまうことがよくあります。なかなか、すべての選考でうまくいく学生というのは少ないです。就職活動では、例えばこんなこともあります。

  • 志望している企業から選考が不通過の通知が届く
  • その1時間後に、別の企業の面接が控えている

やはり、志望企業から不通過の通知をもらった後に、面接を受けるのは気が重かったりします。あまり気乗りしないこともあります。そういった時、どのように振る舞うか。

就職活動では、モチベーションを維持するために、自分なりの切り替えのスイッチを作ることが大切です。有名なのがルーティン。

ラグビーの五郎丸選手で有名になりましたが、何か行動をすることで、パフォーマンスが上がるきっかけを作ることです。例えば、五郎丸選手であれば、同じポーズをして自分のステップを決めて、ボールを蹴っています。

あなたなりの、切り替えのスイッチを作っておきましょう。

私の知人で、オリエンタルランドという企業に内定した方がいます。この企業はディズニーランドを運営している企業ですが、その学生さんは、必ず志望企業の面接の前には、ソフトクリームを食べていました。彼女は、ソフトクリームを食べると幸せな気分になれるそうです。

そういった、自分なりの切り替えのスイッチを見つけておくことで、就職活動を乗り切ることができます。

夢を伝える

人の心を動かすためには、熱意を伝えることが大切です。人は感情で動くからです。その際に、最も適切かつ伝えやすいのが夢です。

自分の夢、本当にやりたいことを語れば、自分の話し方や話す内容が変わってきます。本当にやりたいことを語っているときは、自然と表情が明るくなり、声のトーンも高くなります。そして、そういった表情を見て、相手は信頼するようになります。

特に、面接では夢を伝えることが大きなチャンスだ。なぜなら、面接官はあなたのことをよく知らないため、あなたの夢を聞くことで、あなたの人となりを知ることができるからです。

また、あなたの夢がその企業でしか実現できないものであれば、その企業への志望度も高く評価されるでしょう。

しかし、夢を伝える際には注意が必要。ただ漠然と「将来は社長になりたい」と言っただけでは、相手に響きません。具体的に、なぜ社長になりたいのか、社長になって何をしたいのかを語るようにしましょう。また、その夢がその企業で実現できるのか、どのように貢献できるのかを考えてみましょう。

自分の夢を明確にし、具体的に語ることで、面接官の心を動かしましょう。

余裕を持つ

就職活動と恋愛はよく似ていると言われています。自分の気になる人を振り向かせるためには、余裕が必要です。余裕がない人は、モテません。

例えば、あなたの目の前に好意を寄せてくれる人が現れたとします。しかし、その人とはほとんど話をしたことがありません。にもかかわらず、その人は「君のことが好きだ。付き合って欲しい」と言ってきたとしたらどうでしょうか。あなたは、おそらく嫌悪感を抱くでしょう。

就職活動も同じです。焦って内定が欲しい、選考に通過したいだけだと、相手に伝わってしまいます。採用担当者は「この人は内定が欲しいだけで就職活動をしているんだ」と思って、あなたのことを評価してくれないかもしれません。

就職活動では、常に余裕を持って臨むことが大切です。そのためには、しっかりと準備をすること。例えば、企業の面接を経験したり、自己分析や企業研究をしたりしておきましょう。準備することで、自信が生まれ、余裕を持って就職活動に臨むことができます。

楽観的になる

就職活動では、選考に落ちるなど、なかなかうまくいかないこともあります。そんな時、どのように捉えるかが大切です。

NLP(実践心理学)の考え方では、失敗は学びの機会と捉えます。事実は変えられないかもしれませんが、その事実をどう捉えるかは変えることができます。例えば、就職活動で選考に落ちてしまったとします。この出来事を、どのように捉えますか?

  • 自分はダメなんだ。
  • 次はもっと頑張ろう。

どちらの捉え方をするかで、その後の行動が変わってきます。前向きに捉えれば、次に活かすことができますが、後ろ向きに捉えれば、次の選考を受ける気が起きなくなります。

就職活動では、失敗を学びの機会と捉え、前向きに進むことが大切です。

理屈では解決できないことがある

就職活動では、理屈では解決できないこともあります。

就職活動と大学受験の違いを考えてみてください。大学受験は、客観的な評価で決まります。テストの点数で決まります。70点以上取れば合格という、わかりやすい基準があります。

しかし、就職活動は違います。最終的には面接で決まります。つまり、面接官が評価を決めます。その人の気分や価値観によって、評価が変わる可能性があります。

例えば、人は自分のより優れている人をあまり好意的に思わない傾向があります。わかりやすい例を挙げると、自分より仕事ができる人がいたら、気分を悪くする人もいます。

なぜなら、自分の立場を脅かしてしまう存在だからです。最初から会社に入れさせないほうが、本人にとっては得策なわけです。

そのため、優秀な学生が面接で落ちてしまうこともあります。それは本人の問題もあるかもしれませんが、面接官の問題もあります。つまり、面接官がこの学生を入れたらやだな、と思ったり、もしかしたら生意気だなと思ってしまって、悪い評価をつけてしまうことがあります。

就職活動生ができることは、どんな人が面接官であっても悪い印象を持たれないように、謙虚に臨むこと。決して自慢話のように話さないこと。

就職活動の面接は、テストの点数や資格だけで決まるものではありません。人柄や人間性も評価されます。

面接では、自分の良いところをアピールすることも大切ですが、謙虚さを忘れないことも大切です。そうすることで、面接官に好印象を与えることができます。

ルールを守る

エントリーシート添削をしていると、枠内に収まらない文章を書く人がいます。もちろん、枠にとらわれない人間だというスタンスの人であれば問題ありませんが、そういった人に対して評価してくれる企業は少ないかもしれません。

就職活動で最も大切なのは、企業が求めていることを満たすこと。これから仕事をしていく上で相手が求めていることを満たすことが求められるからです。

そのためには相手のニーズをくみ取る能力となり、もっと上を目指すのであれば、相手の求めている以上のことができるかどうか。

最低限必要なことは、相手が求めていることをすること。そのため、エントリーシートでは、枠内に収まるように書くことが大切です。枠内で自分の魅力を伝えましょう。

礼儀を怠らない

マナーはとても素晴らしいもの。マナーを守れば、相手を不快にさせることがありません。例えば、敬語を話すことで、相手を不快にすることはないでしょう。反対に、タメ口で話すと、相手を不快にさせてしまう可能性があります。

就職活動では、常に礼儀を守ること。礼儀を守ることで、あなたの評価が下がる確率はグンと下がります。就職活動中のマナーをいくつかご紹介します。

  • 面接では、服装や髪型に気を配る。
  • 面接官に敬語を使う。
  • 時間通りに面接に現れる。
  • 面接官の話を聞く姿勢を示す。
  • 面接後に礼状を送る。

就職活動では、礼儀正しさが大切です。礼儀正しくすることで、第一印象を良くし、好印象を残すことができます。

論理的に話す

就職活動において、論理的に話すことは大切です。なぜなら、相手にわかりやすく伝えることが重要だからです。そのためには、論理的に物事を順序立てて伝えること。

ただし、論理的に話すためには、ただ順序立てて話すだけでいいというものではありません。例えば、何を一番伝えたいのかを意識します。そのためには、何を伝えれば相手に伝わるのかを考えることが大切です。

例えば、自分の趣味について話す場合、自分のどのようなところを伝えたいと思うでしょうか。ただ趣味を伝えるのであれば、就職活動では意味がありません。

例えば、テニスをしていることを伝えるとします。その際に、テニスで何を伝えたいのか、例えば、継続できること、体力があること、そういったものを伝えたいと思うのではないでしょうか。

例えば、「私はテニスが趣味です。これまでに、部活動で中学時代3年間、高校時代3年間、大学でも部活動で4年間取り組んできました。

つまり、10年間テニスに取り組んできました。その中で、様々な大会に出場し、優勝や入賞などの経験もあります。テニスを通じて、継続力や体力、チームワークを学びました」

このように、テニスを通じて自分が伝えたいことを、相手にわかりやすく伝えることが大切です。就職活動では、常に自分の伝えたいことを、相手がわかりやすい言葉で、わかりやすい順序で伝えるように心がけましょう。

わからないことは聞く

わからないことは素直に聞いてみることです。当たり前のことですが、私たちは知らないことがたくさんあります。知らないことを恥ずかしく思う必要はありません。

特に、面接では、会社の話をされて理解することが難しいこともあります。そんな時は、素直に「わからないので教えてください」と言う方がよいでしょう。

もし、知ったかぶりをしていると、相手は鋭い質問をしてきたり、詳しく話をされたりする可能性があります。そうなると、答えることができず、信頼を失うことになります。

わからないことは、素直に聞いてみましょう。そうすることで、相手は喜んで教えてくれるかもしれません。また、頼られると嬉しい生き物なので、むしろ好印象を与えることができるかもしれません。就職活動は、自分を成長させる絶好の機会です。わからないことは、遠慮せずに聞いてみましょう。