【保存版】自己分析って結局なに?就活生に伝えたい“自分を知る”ための3つの方法

「自己分析って結局、何をどうやればいいの?」
「本もいっぱいあるけど、正直めんどくさそう…」

そんな風に感じている就活生、多いのではないでしょうか?

今回は、ある就活支援チャンネルでの対談内容をもとに、**就活に役立つ「自己分析のやり方」**について、わかりやすくまとめてお届けします。

就活で大切なのは、「自分を知ること」と「自分の言葉で語れること」。
そのために、どんなアプローチで自己分析を進めたら良いのか。3つの具体的な方法とともに紹介していきます。


そもそも自己分析って、みんなやってるの?

対談に登場した就活経験者たちは、意外にも「しっかりした自己分析はしていなかった」と語っていました。

「自分で深く掘り下げるというより、“他の人に自分のことを聞いてみる”というやり方で進めていました。」

これはこれで立派な方法です。
就活に“正解のやり方”はありません。

大切なのは、自分に合った方法で「納得感のある選択」ができるようになること。


自己分析のやり方①:まずは“自己分析本”で基本を押さえる

最もオーソドックスで分かりやすい方法が、市販の自己分析本を使うことです。

大きな書店や大学のキャリアセンターに行けば、自己分析に特化した本が並んでいます。

本の多くはワーク形式になっていて、

  • 自分の過去の経験を振り返る
  • 好き・嫌い、得意・苦手を明確にする
  • 向いている仕事や職場環境を探る

といったプロセスを順にこなすことで、自己理解が深まる設計になっています。

✅ こんな人におすすめ

  • 「何から始めたらいいかわからない」
  • 「型があったほうが進めやすい」
  • 「まずは一人でじっくり考えたい」

📚おすすめ書籍

  • 『受かる!自己分析シート』
  • 『絶対内定 自己分析編』
  • 『ストレングス・ファインダー』

注意点としては、少し時間がかかること。
でも、本に沿って進めることで、迷わず最後までやり切れるのは大きなメリットです。


自己分析のやり方②:自分史(=マイストーリー)をつくってみる

2つ目は、自分の過去を時系列で整理する「自分史」の作成です。

これは、小学生から大学生までの期間をいくつかのフェーズに分けて、それぞれの時期に印象に残っている出来事や感情をノートやPCに書き出していくという方法です。

✅ やり方はシンプル:

  1. 小・中・高・大学・バイト・サークルなどに分ける
  2. その時期の出来事や心に残っていることを思い出す
  3. なぜ嬉しかった?なぜ悔しかった?を言語化してみる

こうすることで、自分の価値観やモチベーションの源泉が見えてきます。

📌 ポイントは「正直に」「丁寧に」「言葉にすること」

この“言語化”こそが、エントリーシートや面接での説得力ある自己PRの土台になります。


自己分析のやり方③:企業説明会を“自己分析の場”にする

ちょっと意外かもしれませんが、企業説明会への参加も立派な自己分析になります。

ある就活生は、50社以上の説明会に参加しながら、こんなことを感じ取っていたそうです。

「この会社、話聞いてるだけでワクワクする」
「この雰囲気、ちょっと自分とは合わないかも」

このように、リアルな企業の姿に触れることで、自分の価値観や譲れない軸が明確になるんです。

実際に多くの企業を見ることで、

  • 自分にとって大切な条件は何か
  • 働く環境にどんな違和感を感じるのか
  • 「ここで働きたい」と思える瞬間は何か

といった感覚ベースの自己分析が進みます。

自己分析と企業研究を同時に進められる、一石二鳥の方法です。


補足:モチベーショングラフも超おすすめ

もうひとつ手軽にできる方法として、「モチベーショングラフ(ライフラインチャート)」があります。

  • 横軸:小学校〜現在までの時間
  • 縦軸:モチベーションの高低(嬉しかった・落ち込んだ など)

これをグラフにして、モチベーションが上がった時/下がった時に**何があったのか?何を感じたのか?**を書き込んでいきます。

感情が大きく動いた場面には、自分の価値観が表れやすい。

「あの時、どんなことに夢中だった?」
「何が自分を落ち込ませた?」

そんな問いを通じて、やりがいや向いている環境が見えてきます。


診断ツールで“自分の傾向”をざっくり把握するのもアリ

「自己分析ってちょっと重いな…」という人は、診断ツールから始めてみるのもおすすめです。

最近では、以下のような無料のツールがたくさんあります:

  • 性格診断(エニアグラム、16パーソナリティなど)
  • 適職診断(リクナビ、マイナビ、ミイダスなど)
  • SPIの性格検査

これらはあくまで参考データですが、「あ、自分ってこういう傾向あるんだ」と考えるきっかけ作りとしては非常に優秀です。


まとめ:自己分析は“言語化”と“ワクワク”が鍵

自己分析は難しく考える必要はありません。

大事なのは、次の2つの視点です:

✅ 自己分析のコツ

  • 自分を言葉で説明できるようにすること(=言語化)
  • 「なんか楽しい」「やりたい」と思える瞬間を探すこと(=ワクワク探し)

3つの自己分析のやり方まとめ

  1. 自己分析本を活用する
     → じっくり取り組みたい人におすすめ
  2. 自分史をつくる
     → 経験から価値観を整理したい人にぴったり
  3. 企業説明会を通じて探る
     → 行動派・直感派に向いている自己分析

最後に:焦らず、自分のペースで向き合おう

就活の時期は、「早く決めなきゃ」と焦ってしまいがちです。

でも、自分のことをちゃんと理解しないまま進めてしまうと、入社後に「なんか違ったかも…」となるリスクも高くなります。

自己分析は、自分の将来を考える“貴重な時間”。

焦らず、自分のペースで、自分に合ったやり方で、じっくり向き合ってみてください。

あなたの「やりたい」が、きっと見つかりますように。